脳動脈硬化症と高血圧症と透析との関係について

脳動脈硬化症とは、脳の血管に発生した動脈硬化による血流障害が原因で起こる症状のことです。動脈硬化とは、血管の内側にコレステロールなどの脂質がこびりつくことで、血管が狭くなり血流が悪くなったり、血管が硬くなって脆くなってしまう病気のことです。動脈硬化は血液が流れることや、血管に、常に負担がかかっている状態ですから、高血圧症との因果関係も指摘されており、高血圧症が動脈硬化を引き起こす原因であるともされていますし、逆に動脈硬化が高血圧症を悪化させる原因であるとも言われています。よって脳動脈硬化症にも、高血圧症が関係しており、これ自体も脳血管疾患の発症を高めるリスクに該当します。高血圧症が悪化すると、動脈硬化が進行するだけではなく、体の様々な部位に影響が出るようになります。そのひとつに、腎臓への影響を挙げることができます。腎臓は、体内の水分と塩分のバランスを保つ役割、そしていらない水分などを老廃物、つまりは尿として体外に排出する役割を担っています。ですからこの腎臓に支障が出ると言うことは、老廃物が体外に排出されず、いつまでも血液中に残ったままと言うことです。これでは生命に危機が及ぶ恐れもあります。そのため、このような状態がより悪化した場合は、人工的に腎臓の役割を果たすための透析治療が必要になることもあります。高血圧症による腎機能不全が原因で透析治療を受ける場合、その症状は重度だと判断できますが、脳動脈硬化症を発症しているかどうかは個人によります。ただ、透析治療を受ける段階の場合、高血圧症の症状の進行具合はとても早いと考えることができます。ですから透析治療が必要と判断された場合には、腎機能に対する検査だけではなく、脳動脈硬化症を含む動脈硬化についても調べてもらうことが求められます。